この記事でわかること
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全色をきちんと撮影した。正面、背面、ディテール、着用。顧客がBlueを選ぶとメイン画像はBlueに切り替わる。ところがギャラリーはそのまま続きます。Redの背面、Redのディテール、Greenの着用、全部です。6色×5枚の商品ならサムネイルは30枚、そのうち25枚は選んだ色ではありません。
このカテゴリのベンダーブログは「Shopifyにはこれを止める設定がない」と書きます。それは正確ではなく、その設定が何をして何をしないかの差が、この選定のすべてです。
Shopifyが紐づけを許しているもの
バリエーション画像のヘルプセンターページは珍しく直截です。「you can only add one image to each product variant」。同じ文がほかのメディア種別も切り捨てています。「Product variants don't support other types of media, such as 3D models or videos」。
続く「Multiple images for a variant」という見出しの下に、標準機能での回避策が書かれています。これが標準機能の全容なので、原文どおりに読む価値があります。バリエーションに関係する画像をすべてメディアギャラリーに追加し、「Arrange the images in sequence so that related images appear together」、そして1枚をバリエーションに割り当てる。すると「When a customer selects the variant, the assigned image appears as the variant preview, and they can scroll the gallery to view the rest」。
これは並べ替えの戦略であって、フィルタではありません。顧客は依然としてすべての画像を見ます。正しい1枚が最初に来るだけです。
ページはShopify自身のエスカレーション先で締めくくられています。「If you need a specific group of images to appear automatically when a customer selects a particular option, then consider the Shopify Combined Listings app, available on the Shopify Plus plan and the Shopify Enterprise Commerce plan」。
ベンダーブログが「存在しない」と書く設定
Rubikが2026年6月に公開したこの問題のガイドにはこうあります。「There is no toggle in the theme customizer or product editor that hides the rest of the gallery per variant」。Shopifyの旗艦無料テーマ2つには、どちらにもそのトグルがあります。
Dawn 16.0.0の商品セクションには「Hide other variant media after one is selected」というチェックボックス(hide_variants、初期値オフ)があります。Horizon 4.1.5の商品メディアギャラリーブロックには「Hide unselected variant media」(hide_variants)があり、既定の商品テンプレートではオンで出荷されています。
この設定の実際の動きは両テーマのLiquidに書かれていて、ラベルの印象より狭いものです。どちらもattached_to_variant?な画像、つまりいずれかのバリエーションに「その1枚」として割り当てられている画像のリストを作り、そのリストに載っていて、かつ選択中のバリエーションのfeatured mediaではない画像をスキップします。どのバリエーションにも割り当てられていない画像はリストに載らないので、常に表示されます。
実際の商品で追ってみます。Blueには5枚の写真があり、Blueバリエーションに紐づけられるのはそのうち1枚です。顧客がRedを選ぶと、テーマはBlueの1枚とGreenの1枚を隠します。残る4枚のBlue写真は何にも紐づいていないので、Redのギャラリーに残ります。この設定が片付けるのは競合するバリエーション1つにつき1枚だけで、残りの22枚は残ります。
1色1枚の店にとっては、これで完全な答えです。無料で、Horizonでは最初からオン。1色につき写真セットがある店にとってはほとんど効かず、それがこのアプリカテゴリが存在する理由です。
Combined Listings。標準の答えだが、プランで閉じている
Shopify Combined Listingsアプリは、データモデルを変えることでギャラリー問題を解きます。各色が独自のメディアギャラリーを持つ独立した商品になり、親の下に束ねられます。ヘルプセンターはプラン要件を2度書いています。「available only on Plus and enterprise commerce plans」。加えてテーマ要件もあります。「Combined listings display on free Shopify themes in version 15.0.0 or later」、それ以外のテーマは「might require additional customization」。
上限は1つのcombined listingあたり60商品、親オプション3つ、子商品全体で2,000オプション値。それより効くのは非互換の一覧です。combined listingは「can't be added to a product bundle or added as a subscription product」、Search & Discoveryで絞り込むと子商品は「won't be included in the filter results」、そして「Apps that display information on product pages in your online store might not be compatible」。
この標準アプリとサードパーティの「combined listings」系アプリの構造的な違いは別記事で扱いました。今回の判断に必要な要点だけ言えば、Plusにいて、色ごとに別商品にしても差し支えないなら、Combined Listingsは商品数課金なしで本物の色別ギャラリーをくれます。それ以外のプランにいるか、色を1商品のバリエーションのまま保つ必要があるなら、選ぶのはアプリです。
5つのアプリ、3種類の課金の物差し
以下の5つはどれも核は同じで、各バリエーションにメディアのセットを紐づけ、そのバリエーションが選ばれたら残りのギャラリーを隠します。料金はすべてUSDの月額で、2026年9月18日にShopify App Storeで取得しました。
| アプリ | 物差し | 無料プランの範囲 | 最初の有料階層 | 最上位 | トライアル | Built for Shopify |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SA Variant Image Automator | Shopifyプラン | パートナー・スタッフ・トライアルストアのみ | $14.90(Basic) | $99.90(Plus) | 30日 | あり |
| Rubik Variant Images & Swatch | 設定した商品数 | 1商品 | $25(100商品) | $75(無制限) | 7日 | あり |
| VIM: Variant Image Module | 商品数 | 5商品 | $10(100商品) | $40(無制限) | 7日 | あり |
| Nova Variant Images & Swatch | 設定した商品数 | 1商品 | $9.99(50商品) | $49.99(1,000商品) | 3日 | あり |
| Variant Image Wizard + Swatch | テーマの種類 | 5商品、Shopify無料テーマのみ | $4.99(無制限、無料テーマのみ) | $7.99(全テーマ) | 14日 | なし |
この表には3つの物差しが隠れています。
Shopifyプラン。 SA Variant Image Automatorのリスティングには「Pricing is based on your Shopify plan」とあり、Pause & Build $5、Shopify Basic $14.90、Shopify Grow & Custom $29.90、Shopify Advanced $49.90、Shopify Plus $99.90が並びます。バリエーション商品が8点のPlusストアも8,000点のPlusストアも同じ$99.90。無料階層はマーチャント向けの無料プランではなく、「Shopify Partner Stores, Shopify Staff Stores, Merchant Trial Stores」と書かれています。
商品数。 Rubik、VIM、Novaはいずれも設定済み商品数で課金しますが、線を引く位置が違います。Rubikは1、100、1,000、無制限で$0、$25、$50、$75。VIMは5、100、250、無制限で$0、$10、$20、$40。Novaは1、50、130、1,000で$0、$9.99、$19.99、$49.99。Novaのリスティングには無制限階層がないことに注意してください。バリエーション商品が120点の店はRubikで$50、VIMで$20、Novaで$19.99の階層に落ち、300点なら$50、$40、$49.99になります。
テーマの種類。 Variant Image Wizard + Swatchは表の中で最も安く、物差しがテーマである唯一のアプリです。Freeと$4.99のStarterはどちらも「Only Shopify free themes」と書かれています。「All themes」は$7.99で、「Videos & models」と「Variant images bulk edit」も同じ階層です。有料のTheme Storeテーマを使っているなら、実質の入口価格は$4.99ではなく$7.99です。
リスティングが書いている動作の違い
リスティングの文面から、2つのアプローチが読み取れます。
SA、Rubik、Nova、Variant Image Wizardは、テーマ既存のギャラリーの中で動くと書いています。SAは「inside your theme's own variant image gallery with image variant zoom kept」。Rubikは「Preserve your theme's variant image gallery」。Novaは「keep theme's variant image gallery layout」。VIMは逆のアプローチで、そう明記しています。「The, fully customizable, VIM Variant Gallery replaces the existing product gallery on your theme of choice」。これは別の製品です。VIMのスライダーかグリッド、ルックブック、ショッパブルなホットスポットが手に入り、代わりにテーマのギャラリーがしていたことを手放します。
割り当てについては、SAの売り文句は「Organize product images by variant」しておけば「groups variant image sets, no manual tagging」というもので、ヘルプセンターの回避策がすでに求めているギャラリー順の規律と同じです。Rubikのリスティングは「Auto-assign with AI or MCP」を加え、その量を階層で区切っています。Freeは月50画像、Starterは500、Advancedは5,000、Premiumは50,000。NovaとVIMは一括割り当てを挙げ、Variant Image Wizardは一括編集を$7.99の階層に置いています。2023年の1つ星レビューは下位階層について「Everything has to be done manually」と不満を述べています。
メディア種別については、ヘルプセンターの原則を思い出してください。標準のバリエーションは画像しか受け付けません。Rubikの無料プランは「Video, 3D model support」を、Novaは「Image, Video, 3D model support」を挙げ、Variant Image Wizardは「Videos & models」を$7.99の階層に置いています。Blueのセットに動画が含まれるなら、それはアプリ選びの問題であると同時にプラン階層の問題です。
レビューが争点にしているもの
SA Variant Image Automator

出典: Shopify App Store(SA Variant Image Automator、2026-09-18時点)
SA Variant Image Automator(4.8、753件、うち1つ星18件)はレビュー履歴が最も長く、失敗の型が最も参考になります。2026年2月26日の米国ストアの1つ星は、アプリが「removed my customers ability to select variants that were out of stock in one location, but in stock in another location」と報告しています。2025年11月14日、2年使ったユーザーの1つ星は「this app doesn't work with the Instagram Shop」。2025年7月23日のレビューは「when a customer picks a combination that isn't available in the store」に画像が動かないと書いています。3件ともギャラリーではなく、アプリがバリエーションピッカーに割り込むことに関する内容です。最新の2026年9月14日のレビューは同じ理由で5つ星です。マーチャントは「migrated to Shopify's new variant-level publishing」、つまりShopifyが2026年5月7日にリリースした機能に移行してバリエーション画像が壊れ、StarAppsが「had a solution in place the next day」だったと書いています。
Rubik Variant Images & Swatch

出典: Shopify App Store(Rubik Variant Images & Swatch、2026-09-18時点)
Rubik Variant Images & Swatch(5.0、473件)の1つ星はちょうど1件、2026年8月27日のもので、米国のマーチャントが統合後に売れ筋商品のオプションとバリエーションが消えたと報告しています。開発元の返信は「I am sorry. You were right to be upset, and this was our mistake」で始まります。2026年8月14日の2つ星は無料プランが1商品までであることについてで、Craftshiftの返信はその範囲に「no time limit and no card」と確認しています。
Variant Image Wizard + Swatch

出典: Shopify App Store(Variant Image Wizard + Swatch、2026-09-18時点)
Variant Image Wizard + Swatch(4.7、225件)には、アンインストール後も課金されたという2025年10月の1つ星が2件あります。どちらにも開発元が具体的に返信しており、一方はサブスクリプションが「was automatically cancelled after uninstalling our app on September 29th, 2025」、もう一方は「within two hours」に返金したとしています。2025年7月の1つ星はDawnテーマを壊したと非難していますが、開発元の返信はアプリが「is built using Shopify's app embed system and doesn't modify your theme's code」と述べています。
VIM: Variant Image Module

出典: Shopify App Store(VIM: Variant Image Module、2026-09-18時点)
VIM: Variant Image Module(4.4、28件)は標本が最も小さく、最も弱い評価です。2026年8月30日の1つ星は割り当てがランダムに「would be back to square one」になると書き、2025年9月の1つ星は「Caused my variants not to work at all」。どちらにも開発元の返信があります。
Nova Variant Images & Swatch

出典: Shopify App Store(Nova Variant Images & Swatch、2026-09-18時点)
Nova Variant Images & Swatch(4.9、39件)には1つ星も2つ星もまったくありません。2026年9月11日の5つ星は、インターフェースと価格の両面でRubikと直接比較しています。ただし39件はどちらの方向にも薄い証拠です。
選び方
まず数えるべきは色の数ではなく、1色あたりの写真枚数です。
1色1枚で、DawnかHorizonを使っている。標準のチェックボックスをオンにして終わりです。Horizonはすでにオンになっています。アプリが足すものはありません。
1色につき写真セットがあり、Plusにいて、色を別商品にしても構わない。月額を払う前にCombined Listingsを試してください。ただしバンドル、サブスクリプション、Search & Discoveryのフィルタ除外を先に読み、テーマが15.0.0以降の無料テーマであることを確認してから。
1色につき写真セットがあり、プランは問わず、カタログが小さい。Novaの50商品$9.99とVIMの100商品$10が商品数課金では最も安い入口です。Shopifyの無料テーマならVariant Image Wizardの$4.99がどちらより安く、そうでなければ$7.99です。
Plusで大きなカタログ。ここで物差しの差が最も開きます。SAの$99.90は商品数に関係なく固定、Rubikの無制限階層は$75、VIMは$40。Novaはリスティング上、1,000商品が上限です。
テーマのギャラリーをフィルタするのではなく、取り替えたい。5つの中で置き換えるのはVIMだけで、それが求めていた機能か、避ける理由かのどちらかです。
どれを選ぶにせよ、ある拠点では在庫切れで別の拠点では在庫ありのバリエーションと、バリエーションとして存在しないオプションの組み合わせで必ずテストしてください。このカテゴリの1つ星レビューに繰り返し登場するのがその2つの場面で、どのアプリも顧客とバリエーションピッカーの間に立つからです。
出典
- Adding images to product variants(Shopify Help Center)
- Combined listings(Shopify Help Center)
- Product media types(Shopify Help Center)
- Product Variant Publishing(Shopify Changelog、2026年5月7日)
- Dawnテーマのソース
sections/main-product.liquidおよびsnippets/product-media-gallery.liquid(GitHub、バージョン16.0.0) - Horizonテーマのソース
blocks/_product-media-gallery.liquidおよびsnippets/product-media-gallery-content.liquid(GitHub、バージョン4.1.5) - SA Variant Image Automator(Shopify App Store)
- Rubik Variant Images & Swatch(Shopify App Store)
- VIM: Variant Image Module(Shopify App Store)
- Nova Variant Images & Swatch(Shopify App Store)
- Variant Image Wizard + Swatch(Shopify App Store)
- Shopify shows all images for every variant?(Rubik Variant Imagesブログ、2026年6月3日)
Shopifyは2025年8月25日、在庫CSVにBin name列を追加しました。バリアントごと・ロケーションごとに1つのビンを持ち、作成はCSVインポートのみ、Order Printerのピックリストに印字されます。できないのは、Shopifyの外に出ることです。Shopifyのスタッフは開発者フォーラムで2025年10月と2026年1月に、このフィールドへの公開APIアクセスが存在しないと明言し、開発者フォーラムでは2026年6月時点でも未対応のままだと報告されています。この1点がカテゴリ全体の設計を決めています。EasyScanとiPackyはビンをmetafieldに保存し、Bins-USAとShelfPilotは自前のデータベースに保存し、無料アプリのSimple Bin Locationsはmetafieldのビンを注文メモへ複写して納品書に出します。Shopify自身のマルチビンモデル、つまりビン単位の数量とunbinnedQuantityフィールドを持つ構造は、現時点では開発ストア限定のフィーチャープレビューとしてしか存在しません。料金、プランの壁、各アプリがビンデータをどこに置くかを、Shopify App Store、Shopifyヘルプセンター、shopify.dev、Shopifyコミュニティフォーラムで2026年9月18日に確認しています。