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この夏まで、ShopifyストアのCalifornia Proposition 65警告は置き場所が決まっていませんでした。商品説明の末尾、テーマのスニペット、商品タグ、あるいは有料アプリ。2026年6月17日、Shopifyがようやく置き場所を用意します。商品の開示情報が構造化データになりました。shopify.disclosure という商品メタフィールドが、タイトル・本文・シンボル・管轄・表示設定を持つメタオブジェクトを参照する形です。
これは本当に前進で、多くのストアがアプリを入れていた理由そのものを消します。ただし、欄の名前から想像するほどのことはしません。
先に結論
- Shopifyが用意した開示タイプは8つで、8つとも米国向けです。 Proposition 65が4種、CPSCの窒息ハザードが4種。それ以外はすべて
shopify--disclosure-customを自分で書きます。 - Jurisdictions欄は記録用のメタデータで、表示フィルタではありません。 Shopifyが公開する参照セクションは商品に紐づく警告を全件描画します。Storefront APIの記述は明確です。「the API returns all disclosures applied to the product」。
- 保存粒度は商品単位です。 バリエーションごとに事情が違う場合の公式な対処は「商品単位で多めに開示する」ことです。
- チェックアウト表示にはCheckout UI extensionが要り、Shopify Plus限定です。 Basic〜Advancedでは商品ページとカートまでで止まります。
- sales channel向けのcontextual product feedsには含まれません。 Shopifyが明記しています。
- サードパーティテーマでは表示されない可能性があります。 Shopifyの案内は「テーマ開発者に確認してください」です。
- 同じ欄がCPSC eFilingの参照IDも保管します。 これは顧客向けの警告ではありません。規制対象の消費財の輸入について2026年7月8日から必須で、de minimis免除はありません。Foreign Trade Zone経由は2027年1月8日まで猶予されます。
- Shopify Shippingは提出できません。 「Currently, Shopify Shipping carriers can't provide CPSC eFiling references to brokers at the US border.」
- GPSRはこの仕組みではカバーできません。 エントリに製造者の欄もEU Responsible Personの欄もなく、管轄コードは国と行政区分だけで「Regional groupings (EU, NAFTA) are not modeled」と書かれています。
- 生き残るアプリは、標準がやらないことをやっているものです。 地域出し分け、カート投入前の割り込み、チェックアウトのブロック、そしてEU向けの製造者情報の構造化です。
何が実装されたのか
データモデルは3層です。公開リポジトリ product-taxonomy にあるShopify管理の開示タクソノミー、そこから種として生成されるショップ単位のメタオブジェクトエントリ、そして list.disclosure_reference 型の標準商品メタフィールド shopify.disclosure。
用意されているエントリタイプはこれだけです。
| グループ | エントリタイプ |
|---|---|
| 化学物質暴露(Prop 65) | shopify--disclosure-us-ca-prop65-cancer、-reproductive、-cancer_reproductive、-alcohol |
| 窒息ハザード(CPSC) | shopify--disclosure-us-cpsc-choking_small_parts、-choking_balloons、-choking_marbles、-choking_small_balls |
| カスタム | shopify--disclosure-custom |
開発者ドキュメントには「Valid TaxonomyDisclosure IDs are 2–5 and 13–16.」とあります。8つ、すべて米国の規制です。FCCの表示、CPSIAのトレーサビリティラベル、電池の輸送注意、そしてヨーロッパ関連は、どれもカスタムエントリを自分で書くことになります。
各エントリが持つフィールドは7つ。taxonomy_reference、title、internal_label、content(リッチテキスト)、symbol(画像ファイル参照)、jurisdictions、display_preferences。この一覧が重要なのは、これが全機能だからです。製造者の欄も、住所も、連絡先も、ロット・型番の識別子もありません。
エントリの編集は伝播します。ヘルプセンターの記述は「When you make a change to any fields in a Disclosures metaobject entry, the changes take effect for all products that you use the disclosure on.」。Prop 65ならこれが利点で、1エントリで500商品を賄えます。商品固有の情報では逆に危険で、Shopify自身がCPSCのページで注意しています。
Jurisdictionsは、見た目どおりには働かない
ヘルプセンターはこの欄を「which you use to define which countries and regions a particular disclosure must legally be displayed in」と説明します。ざっと読むと地域出し分けに見えます。Prop 65に US-CA を付ければカリフォルニアの購入者にだけ出る、というふうに。
開発者ドキュメントはそう主張していませんし、参照実装は逆のことをしています。Shopifyがテーマ向けに公開しているLiquidセクションは product.metafields.shopify.disclosure.value を代入して全件ループするだけで、管轄の比較はどこにもありません。Storefront APIのページの指示は直接的です。「Filter by jurisdictions against the buyer's market if you want jurisdiction-aware display; the API returns all disclosures applied to the product.」
つまり素のOnline Storeテーマでは、商品に付けたProp 65警告はどの州の訪問者にも、どの国の訪問者にも出ます。それが問題かどうかは法律ではなく売り場の判断です。過剰開示は安全側の初期値であり、開発者ドキュメントも「The cost of a missing disclosure (legal exposure, channel delisting) is far higher than an unnecessary one.」と書いています。ただし、オハイオ州の購入者にがん警告を見せたくなくて警告アプリを入れたのなら、標準機能はその代わりになりません。
隣接する制約が2つあります。管轄コードは US や US-CA のような国・行政区分コードで、地域グルーピングはモデル化されていません。そして保存はバリエーション単位ではなく商品単位で、バリエーション固有の事情への公式な対処は「over-disclosing at the product level or surfacing variant messages in checkout」です。
どこに出て、どこに出ないのか
ストアフロントへの表示は自動ではありません。
Shopify無料テーマではまず最新版へ更新します。そのうえでHorizonコレクションのテーマなら Product information セクションに Disclosures テーマブロックを追加し、DawnのようなOnline Store 2.0テーマなら商品テンプレートに Disclosures セクションを追加します。この差は構造由来です。DawnのProduct informationは2カラムグリッドの片側に固定されているためアコーディオンを全幅にできず、独立したセクションとして下に置く。Horizonは Product information 内のブロックが制約カラムの外に描画できるため、ブロックのまま全幅にできる、とShopifyは説明しています。
サードパーティテーマでは「contact your theme developer to check whether the theme supports displaying the Disclosures product metafield and metaobject entries」。対応していなければ開発者ドキュメントのコードスニペットを貼ることになります。
自動なのはShopだけです。設定なしでShop商品ページに表示されます。ただし閲覧側がShopアプリのバージョン2.239.0以降であることが条件です。
チェックアウトは自動でも汎用でもありません。display_preferences は product_page、cart、checkout を受け付けますが、ネイティブに描画されるのは前2つだけ。チェックアウトへ出すにはStorefront API経由でメタオブジェクトを読むCheckout UI extensionを作る必要があり、これはShopify Plus限定です。
見落としやすい穴がもう1つ。「Product disclosures that use the Disclosures product metafield and metaobject entries aren't available in contextual product feeds for sales channels.」エージェント経由のチャネルにはUniversal Commerce Protocolの lookup_catalog レスポンスで presentation: "disclosure" を持つ messages[] として渡され、これは多くの商品データより手厚い扱いですが、contextual feedsを土台にしたマーケットプレイス連携には載りません。
CPSC eFilingは同じ欄に同居していて、警告ではない
米国の輸入者にとって一番意外なのはここでしょう。開示タイプの1つ CPSC eFiling Compliance は、CPSC Product Registryの3つの参照ID——Certifier ID、Product ID、Version ID——を保管します。Shopifyは性格の違いを明示しています。「CPSC compliance data is shared with integrated fulfillment providers. It isn't customer-facing warning information like other product disclosures.」
期限はすでに来ています。証明データの電子提出は「took effect on July 8, 2026, and applies to all commercial shipments of regulated products regardless of value. There is no de minimis exemption.」対象には玩具・子ども用品、引きひも付き子ども服、マットレスとマットレスパッド、電池駆動製品、ライター、石膏ボード、ATVなどが含まれ、対象かどうかはHSコードで決まります。Foreign Trade Zone経由の輸入は2027年1月8日まで猶予されます。
ここから3つの制約が出ます。
- 商品単位のみ。「Variant-level data isn't currently available.」バリエーションごとに証明書が違う場合はShopifyの設定ではなく通関業者との相談になります。
- 商品ごとに別エントリを作る。 1商品に付けられるCPSC eFiling開示は1つだけで、エントリ編集は使用中の全商品に伝播するため、Shopifyは「create a separate CPSC eFiling disclosure entry for each product」と指示します。Prop 65エントリの使い方とは正反対です。
- Shopifyは提出しません。 CPSCへの登録と国境での提出は別物で、IDをCBPへ出すのは通関業者かキャリアです。そして「currently, Shopify Shipping carriers can't provide CPSC eFiling references to brokers at the US border.」例外はManaged Marketsで、Global-eが米国向け注文に保存済みの参照IDを使います。ただし登録・証明書・データの正確性の責任は残ります。
GPSRでは、警告だけが入って残りが入らない
EUへ販売する米国ストアは、2024年12月から施行されているGeneral Product Safety Regulationの対象になります。要求されるのは製造者の名称・登録商号または商標・物理的住所・電子的連絡先、製造者がEU域外の場合はEU Responsible Personとその連絡先、写真・型式・ロット・シリアルなどの識別要素、そして販売国の言語による警告と安全情報です。
Shopifyの回答はきれいに分かれます。警告についてはDisclosuresメタフィールドを使う。それ以外は「include the details in your product description or by adding a metafield to your product」。そしてEU Responsible Personについては、Shopifyは「does not currently offer such services directly」と述べています。
ここが空白です。開示エントリが持つのはタイトル、本文、シンボル、そして「EU」を表現できない管轄コードだけ。製造者の住所を入れる場所がありません。カスタムメタフィールドとメタオブジェクトで自作はできます。EUの包装EPRと同じで、構造は用意されていて、維持コストが対価です。あるいはスキーマとテーマブロックをセットで持ってくるアプリを入れるかです。
アプリ5本と、それぞれが足すもの
2026年9月8日にShopify App Storeで確認しました。前半3本は警告表示アプリで、標準機能との重複が大きくなった側です。後半2本はShopifyがモデル化していないGPSRの項目のために存在します。
Warnify Pro Warnings

出典: Shopify App Store(Warnify Pro Warnings、2026-09-08時点)
EC Apps Sp z o o提供のWarnify Pro WarningsはBuilt for Shopifyバッジつき、評価4.8・レビュー240件です。ローンチは2017年4月6日で、このカテゴリでは異例の長さです。カナダの木材小売のレビューには6年以上の利用が記録されています。
Freeプランは警告1つ・対象商品10点まで。Unlimitedが$9.95/月または$99.50/年で、警告数と商品数が無制限になり、スマートコレクション指定、地域ターゲティング、言語ターゲティング、埋め込み表示、そしてShopify Plus向けのチェックアウト警告が付きます。Premiumは$17.95/月または$179.50/年で、メタフィールド指定、日時指定、繰り返し警告、カート点数・金額指定、配送方法バリデーション、チェックアウト時のカートバリデーションが加わります。
標準機能に対する差分は、コレクションページでの表示、国・州単位のターゲティング、そして「show warnings or entirely block checkout process for selected products」です。標準機能は何もブロックできません。
Warn Checkout Country Warnings

出典: Shopify App Store(Warn Checkout Country Warnings、2026-09-08時点)
Effective Apps提供のWarn Checkout Country WarningsはBuilt for Shopifyバッジつき、評価4.9・レビュー18件。母数が小さいので、一般的な評価ではなく少数ストアの声として読んでください。
料金がプラン種別で分かれています。Freeはテキスト警告1つを商品数無制限に出せ、商品・国の指定が可能。Premiumは$6.99/月または$41.94/年で「for all stores except Shopify Plus」、警告数無制限、ポップアップ・カート・チェックアウト警告、そしてここで効く一行「US States targeting (for Prop 65)」が入ります。Plus Planは$12.99/月または$77.94/年でShopify Plus向け、チェックアウト警告とチェックアウトのブロックに対応。有料プランはいずれも7日間の無料トライアルつきです。
Prop 65の州単位ターゲティングは、標準の jurisdictions 欄が提供しているように見えて提供していない挙動そのものです。データアクセスは注意点で、このアプリはgeolocationとIPアドレスを読みます。標準機能は読みません。
Product Warnings/Notifications

出典: Shopify App Store(Product Warnings/Notifications、2026-09-08時点)
TurtleApps提供のProduct Warnings/Notificationsは2020年2月21日ローンチ、レビューは2020年5月20日の1件のみ。Built for Shopifyバッジはなく、Works with に連携先の記載がありません。他2本はCheckoutとShopify Adminを挙げています。
Freeは警告3つ・商品21点まで。Premiumは$6.95/月で警告・商品・バリエーションが無制限になり、コレクション指定とジオロケーションが付きます。
特徴は割り込む位置です。警告は「when customers add a product to their cart or if they click on the dynamic checkout buttons (Pay Now, Google Pay and PayPal)」に出ます。加速チェックアウトボタンはページ上に描画するものすべての死角になりがちで、明示しているリスティングは多くありません。レビュー1件なので、既定の選択肢ではなくパイロットとして扱う対象です。
GPSR Suite

出典: Shopify App Store(GPSR Suite、2026-09-08時点)
Headon Kreativagentur提供のGPSR Suiteは2026年8月13日ローンチでレビュー0件。低評価ではなく未評価です。
狙いは規則 (EU) 2023/988そのものです。商品ごとにどの項目が揃っていて何が空いているかを示すダッシュボード、商品単位の製造者情報とEU Responsible Person、一括入力、そしてvendorごとの製造者プロファイルによる新規商品への事前充填。テーマブロックが商品ページに3レイアウトで描画し、ドイツ語と英語に対応します。「all values are stored in native metafields」という記述は移植性の観点で重要で、アンインストールしても値は商品に残ります。
料金はFree、Proが$12.90/月、Businessが$24.90/月。有料は7日間の無料トライアルつきです。プラン間の差はリスティングに記載がありません。
GPSR Kit ‑ EU Compliance

出典: Shopify App Store(GPSR Kit ‑ EU Compliance、2026-09-08時点)
Mag Studios提供のGPSR Kit ‑ EU Complianceは2026年7月8日ローンチで、こちらもレビュー0件。発想は同じで包装が違います。製造者情報、EU rep、警告、ピクトグラム、書類を持つ再利用可能なsafety profileを作り、数百商品へ一括割り当て、ネイティブの商品メタフィールドへ書き込み、折りたたみ式のセーフティセクションで表示。プロファイルを編集すると紐づく全商品が更新されます。
料金は機能ではなくカタログ規模で刻まれています。Freeは10商品までとストアフロントのセーフティブロック。Basicが$14.99/月で500商品まで、英語・ドイツ語・フランス語の多言語ラベル付き。Proが$29/月で商品数無制限、CSV一括取り込み付き。有料は7日間の無料トライアルつきです。
比較
| 標準Disclosures | Warnify Pro Warnings | Warn Checkout Country Warnings | Product Warnings/Notifications | GPSR Suite | GPSR Kit ‑ EU Compliance | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 有料の最低額 | 標準機能 | $9.95/月 | $6.99/月 | $6.95/月 | $12.90/月 | $14.99/月 |
| 無料プラン | あり | 警告1・商品10 | テキスト警告1 | 警告3・商品21 | あり | 商品10 |
| 無料トライアル | — | 記載なし | 7日 | 記載なし | 7日 | 7日 |
| Built for Shopify | — | あり | あり | なし | なし | なし |
| 評価(件数) | — | 4.8(240) | 4.9(18) | 5.0(1) | 0.0(0) | 0.0(0) |
| Prop 65・窒息の定型 | 8タイプ内蔵 | 自分で記述 | 自分で記述 | 自分で記述 | なし | なし |
| 地域出し分け | なし | 国・州 | 国+米国州(有料) | 国・地域(有料) | なし | なし |
| チェックアウトのブロック | 不可 | 可 | 可(Plus Plan) | 購入を阻止 | 不可 | 不可 |
| チェックアウト表示 | Plus限定・拡張が必要 | Plus | Plus Plan | 記載なし | なし | なし |
| 製造者・EU RP欄 | なし | なし | なし | なし | あり | あり |
| 値がネイティブメタフィールド | はい | 記載なし | 記載なし | 記載なし | はい | はい |
選び方
標準機能だけで済ませる。 米国内で販売していて、必要なのがProp 65かCPSCの窒息警告で、ファーストパーティテーマを使っていて、全訪問者に警告が出ることを許容できるなら。これが今や多数派で、2023年から払い続けている警告アプリを見直す理由でもあります。Shopify自身が後片付けを促しています。「If you've published warning or disclosure information in other ways on your products — for example, in product descriptions or titles, through custom product metafields, or with product tags — then consider removing your previous implementation.」
警告アプリを足す。 州単位・国単位の表示制御、カート投入前の割り込み、加速チェックアウトボタンへの対応、購入そのものの停止が要るなら。3本のうちWarnify Pro Warningsはレビュー母数が突出して大きく、プランに挙がるターゲティング軸も最多です——コレクション、地域、言語、メタフィールド、日時、カート点数・金額。Warn Checkout Country Warningsは米国州ターゲティングへの安い経路で、Shopify Plus向けを別プランとして値付けしている唯一の1本です。
GPSRアプリを足す。 EUへ発送していて、製造者情報とEU Responsible Personをページに出す必要があるなら。どちらもネイティブメタフィールドへ書き、どちらも直近2か月のローンチでレビューがありません。カタログ全体に適用する前に、少数商品で試してください。なお、どちらのリスティングにもアプリ自身がEU Responsible Personを引き受けるとは書かれていません。指定した相手の情報を保管する、という説明です。
CPSC eFilingはアプリストアではなく通関業者に相談する。 Shopifyは参照IDを保管するだけで、Managed Markets以外では国境まで運びません。
設定前のチェックリスト
- テーマを更新し、商品テンプレートに Disclosures ブロック(Horizon)またはセクション(Dawn)を追加する。これをやるまで何も表示されません。
- Disclosuresメタフィールド定義の Filter on the product list and in the Admin API を有効化する。開示タイプで商品を絞り込み、そこから一括編集できます。
- スタッフ権限を確認する。エントリの編集にはproductsのViewとCreate and editに加え、content権限側の Metaobject definitions と Entries が必要です。
- 一括作業では商品インポートCSVのMetafields列で
shopify.disclosureを使い、PIMから引けるようhandleを固定する。 - 警告タイプごとに共有エントリを1つ、CPSC eFilingは商品ごとに専用エントリを1つ作る。
- 年齢制限商品を扱うなら、開示は通知であってゲートではないことを忘れない。標準機能は購入者に何の確認も求めません。
商品開示はこの課題に対して正しい形をしていますし、Online Store・Shop・エージェント経由チャネルで同じように描画される構造化データは、商品説明に埋めたスニペットより価値があります。ただ、欄の名前を機能一覧として読まないこと。Jurisdictions は警告がどこに適用されるかを記録します。誰に見せるかは決めません。
参考・出典
- Adding product disclosures to your products — Shopify Help Center
- Product disclosures — Shopify.dev
- Product listings now support a disclosures field — Shopify Changelog、2026年6月17日
- CPSC eFiling compliance — Shopify Help Center
- Understanding the General Product Safety Regulation (GPSR) — Shopify Help Center
- Warnify Pro Warnings — Shopify App Store
- Warn Checkout Country Warnings — Shopify App Store
- Product Warnings/Notifications — Shopify App Store
- GPSR Suite — Shopify App Store
- GPSR Kit ‑ EU Compliance — Shopify App Store
Shopify管理画面のUnavailable在庫はDamaged、Quality control、Safety stock、Otherの4つに分かれていて、1行ずつなら移動できます。ところが規模を扱う仕組みは全部これを飛ばします。在庫CSVのAll states書き出しは列見出し自体が「Unavailable (not editable)」で、取り込めるのはOn hand (new)だけ。一括編集ツールには該当列がなく、Shopify自身が「doesn't create an audit trail of inventory movements」と書いています。モバイルアプリはOn handとAvailableのみで、理由の選択肢はそもそも存在しません。開発者ドキュメントには「Changes to committed, reserved, damaged, safety_stock, and quality_control inventory states don't trigger webhooks.」とあり、ERPや3PLは在庫の移動を検知できません。調整履歴はバリエーションあたり180日で切れます。APIの8状態と管理画面の5表示の対応、2026年8月5日にreservedからcommittedへ移った下書き注文の在庫、そしてsyncX: Stock Sync Migrate Bulk、Matrixify、Altera ‑ Export and Import、Prediko Inventory Management、Inventory Management ‑ Assistyが実際に何を書き込むのかを整理します。料金・評価・各アプリのドキュメントは2026年9月8日に確認しました。