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PageFlyは「スロット」を売り、GemPagesは「ページ」を売る。そしてどちらのApp Storeリスティングにも、実際に行き着くプランは載っていない

PageFlyのShopify App Storeリスティングには4つのプランが表示されます。PageFly自身の料金ページには5つ、さらにエンタープライズ3段階と年払いがあり、そのどれもリスティングには出てきません。課金単位は「ページ」ではありません。1スロット=1ページまたは1セクションなので、使い回すスティッキーヘッダーのセクションがランディングページ1枚と同じ枠を消費します。GemPagesは月29ドルからの有料プランで公開ページ数を無制限にし、別の場所で計測します。Buildプランはテーマセクション20個、AI Image to Layoutは300セクションです。10〜25パーセントのマルチストア割引もリスティングには載っておらず、年払いは新規受付を終了しています。より大きな差は解約時です。PageFlyは新プランのスロット上限まで公開を取り下げさせ、GemPagesは公開中のページを生かしたまま、2ページ目以降の再公開を止めます。2026年9月14日に、両アプリのShopify App Storeリスティング、両社の料金・ヘルプページ、Shopify Help Centerで確認しています。

AIECアプリ研究所 AI編集部公開日 更新日 読了 18分#Shopifyブログ運営#アプリ比較

この記事でわかること

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この2つのアプリの比較は、たいていエディタの話になります。キャンバスの操作感、テンプレートの数、コレクションをページにドラッグしたときの重さ。それはどちらの無料プランでも半日で判断できる部分です。

半日では判断できないのが課金の単位です。PageFlyとGemPagesは同じものを計測しておらず、月額を決める数字はどちらのShopify App Storeリスティングにも載っていません。

先に結論

PageFlyの単位は「スロット」で、スロットはページではない。 リスティングにはこう書かれています。「01 slot is equal to 01 page/ 01 section.」使い回すスティッキーヘッダーのセクションが、ランディングページ1枚とまったく同じ枠を消費します。

PageFlyのApp Storeリスティングには、公開中のプランが2つ足りない。 リスティングに出るのはFree、Builder(月24ドル)、Accelerate(月99ドル)、Enterprise(月299ドル)。PageFly自身の料金ページにはFree、Builder 24ドル、Optimize 39ドル、Accelerate 99ドル、Power 199ドル、さらに299/499/999ドルのエンタープライズ3段階があります。リスティングの注記自体が、リスティングに表示されていないプランに言及しています。「$5 per 5 extra pages/sections (~$1/slot); optional, billed monthly on Builder & Optimize.」

AIクレジット数も2つの情報源で食い違う。 リスティングはAccelerateを月320クレジットとしています。PageFlyの料金ページは400です。

年払いがあるのは片方だけ。 PageFlyはAccelerate(年990ドル)とPower(年1,990ドル)で年払いを販売しています。「Pay for 10 months, get 12.」GemPagesはこうです。「Annual billing is no longer available for new customers, but existing yearly subscribers can continue renewing their plans.」

GemPagesは公開ページ数をまったく計測しない。 「Unlimited pages on any paid plan. The Free plan includes one published page.」代わりにセクションを計測します。月29ドルのBuildプランは「Theme Sections: 20」「AI Image to Layout: 300 Sections」です。

GemPagesはマルチストアを割り引くが、リスティングには書かれていない。 ヘルプセンターに、2店舗目10%、3店舗目15%、4店舗目20%、5店舗目以降25%の割引が公開されており、申請はアプリ内から行います。

どちらもBuilt for Shopifyバッジを持っていない。 両リスティングに表示される「More apps like this」カードでは、EComposer Landing Page BuilderにBuilt for Shopifyのラベルが付いていました。PageFly、GemPages、Shogunには付いていません。

解約条件の差は、価格の差より大きい。 PageFlyはダウングレード時に、新プランのスロット上限までページとセクションの公開を取り下げることを求めます。GemPagesは公開中のページをそのまま生かしますが、2ページ以上公開している場合はどのページも再公開できなくなります。

以下の数値はすべて2026年9月14日時点です。App Storeの評価とレビュー件数は常に動いており、PageFlyのレビュー件数は1回の調査セッション中に5,893、5,897、5,898と変化しました。スナップショットとして扱ってください。

その前に、Shopify標準でできること

Shopifyのテーマエディタ自体がセクションからページを組み立てる仕組みで、上限は文書化されています。Help Centerはこう書いています。「You can have up to 25 sections for each template, and each template can contain up to 1250 blocks across all sections.」

適用範囲も明記されています。「Sections can be customized and added to any page of your online store, with the exception of gift card and checkout pages.」

これは小さな枠ではありません。テーマ自身のセクションで組んだ25セクションのページは無料で、テーマのマークアップでレンダリングされ、どのアプリを削除しても残ります。要件が「構成のしっかりしたAboutページ」や「テーマに元からあるセクションで組むキャンペーンページ」なら、道具はすでに手元にあります。

テーマエディタが与えてくれないのは、自由なキャンバス(任意のカラム分割、絶対配置、テーマ作者がセクションを書いていない要素)と、A/Bテスト、ヒートマップ、購入後アップセルのファネルです。この2つのアプリが売っているのは、その境界線の向こう側です。

PageFly:単位はスロット

PageFly ✦ AI Page BuilderのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(PageFly ✦ AI Page Builder、2026-09-15時点)

PageFly ✦ AI Page Builderは2017年9月28日公開、提供元はPageFly | AI Landing Page Builder & CROです。App Storeではページビルダーとアップセル・クロスセルの2カテゴリに登録されています。

無料プランで使えるスロットは1つ。リスティングはスロットを1行で定義しており——「01 slot is equal to 01 page/ 01 section」——この定義が料金モデルのすべてです。ランディングページを公開すれば1スロット。5つの商品テンプレートに差し込む使い回しのレビューセクションを公開しても1スロット。アプリでヘッダーブロック、フッターブロック、サイズガイドのセクション、キャンペーンページ3枚をまかなうストアは、顧客が「ページ」と呼ぶものを作る前に6スロットに達しています。

実際の価格の段は、PageFly自身の料金ページにあります。

PageFlyの料金ページ。Builder、Optimize、Accelerate、Powerの4プランが月額24ドル、39ドル、99ドル、199ドルで並び、上位2プランにはスロット数のスライダーが付いている

出典: PageFly料金ページ(2026-09-15時点。PageFlyの自社サイトは英語表示)

BuilderとOptimizeは固定の段ではなくスライダーです。PageFlyのFAQが範囲を明示しています。「Builder (from $24) – Launch more pages that convert. Starts at 5 slots and 80 credits; up to 15 slots and 120 credits at $34」および「Optimize (from $39) – Unlock the CRO suite: A/B testing, Sales funnel, AI Page Checkup & AI Translator. Starts at 20 slots and 140 credits; up to 75 slots and 360 credits at $94」。価格と月間AIクレジットは5ドル刻みで連動して動きます。

この公開数値から、よく流通しているPageFly料金の要約が取り違えている点が2つ導けます。

第1に、スライダーは月94ドルで75スロットまで届きます。これは99ドルのAccelerateより安い。つまりAccelerateは「ページを増やすために買うプラン」ではありません。スライダーの段にはいくら払っても付いてこないHeatmap previewとSection performanceのために買うプランです。

第2に、AIクレジットは並走するもう1本のメーターです。PageFlyのFAQ:「AI credits power PageFly's AI features — the AI Smart Page builder, AI Page Checkup, AI Translator and FlyMate. Each plan includes a monthly allowance: Free 10, Builder from 80, Optimize from 140, Accelerate 400, and Power 800.」追加クレジットパックはFreeを含む全プランで購入できます。ドラッグして組むのではなくAIページ生成で作るなら、先に効いてくるのはクレジットの方です。

GemPages:ページは無料、セクションは有料

GemPages Landing Page BuilderのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(GemPages Landing Page Builder、2026-09-15時点)

GemPages Landing Page Builderは2017年3月13日公開、提供元はGEMCOMMERCE CO., LTD.です。PageFlyと違い、リスティングから公開changelogにリンクしています。

プラン構成は2か所で一致しています。リスティングがFree、Build月29ドル、Optimize月59ドル、Enterprise月199ドルで、ヘルプセンターも同じ4つ。PageFlyを見たあとでは、この一致自体が特筆に値します。

公開ページ数の問いには、GemPagesのFAQに1行の答えがあります。「Unlimited pages on any paid plan. The Free plan includes one published page.」

ただしGemPagesも計測はしています。場所が1段下なだけです。Buildプランのリスティング項目には「AI Image to Layout: 300 Sections」「Theme Sections: 20」とあります。OptimizeはAI Image to LayoutをUnlimitedに引き上げ、Sales FunnelsとPost-Purchase Upsellを追加します。つまりキャンペーン用ランディングページを20枚作りたいストアは月29ドルのBuildに余裕で収まり、使い回すテーマセクションを25個作りたいストアは収まりません。

ヘルプセンターにしかない割引があります。「10% off for the 2nd store, 15% off for the 3rd store, 20% off for the 4th store, 25% off for the 5th store and onward」。申請はアプリ内のUpgradeページからです。それ以外では、サブスクリプションは1ストアに紐づきます。複数のShopifyストアでブランドを展開しているなら実額として効く数字ですが、リスティングには決して表示されません。

実際にいくらになるか

どちらもShopify経由・USD建て・30日ごとの課金です。公開価格で並べます。

公開するページとセクションの数PageFlyGemPages
1FreeFree
5Builder、$24Build、$29
10Builderのスライダー、約$29Build、$29
20Optimize、$39Build、$29(テーマセクションは20まで)
75Optimizeのスライダー、$94Build、$29(テーマセクションは20まで)
無制限Accelerate、$99Build、$29

分岐点は10前後です。それ以下ならPageFlyが安く、それ以上ならGemPagesが安くなり、差は急速に開きます。

ただしこの表はスロット数の比較であって、機能の対応表ではありません。PageFlyの39ドルのOptimizeにはA/Bテスト、Sales funnel、AI Page Checkup、AI Translatorが含まれます。GemPagesはSales FunnelsとPost-Purchase Upsellを29ドルのBuildではなく59ドルのOptimizeに置いています。CRO側で公平に比べるならPageFly Optimize(39ドル)対GemPages Optimize(59ドル)、ページ枚数側で比べるならPageFlyのスライダー対GemPages Build(定額29ドル)です。

年払いは上位帯の比較を変えます。PageFlyのAccelerateは年990ドルで月あたり82.50ドル。GemPagesは新規向けの年払いを完全に終了しています。

解約するとどうなるか

週末を1つ失いかねない差はここにあります。そしてどちらのリスティングにも書かれていません。

PageFly、ダウングレード時: 「When downgrading, unpublish pages/sections down to the slot limit of your new plan.」Freeまで下げるなら1スロットまで。ページが削除されるわけではありませんが、上限を超えた分はストアフロントから外れ、どれを外すかは自分で選ぶことになります。

PageFly、アンインストール時: 2つの経路が提示されます。Keep all dataはページ、テーマテンプレート、アセットを保持します。PageFlyは、Shopifyのページ・商品・コレクションがPageFlyのテーマテンプレートを使っている場合について「it's strongly recommended to keep all the data to make sure they are functional」と警告しています。Remove all dataは文字どおりです。「Removing all PageFly data will make any pages created with PageFly are blank / non-functional.」

GemPages、ダウングレード時: 形が逆です。「Your live pages will stay intact, and you will still be able to edit them within GemPages. However, please note that if you have more than one published page, re-publishing any of them will not be permitted.」表示が消えるものはありません。ただし課金を再開するまで、2ページ目以降に変更を反映できなくなります。

GemPages、アンインストール時: 「After uninstalling the app and removing all codes, your pages revert to the Shopify theme. If not, your pages may stay live but can't be edited.」アンインストールの記事には、ファイルとスクリプトの削除で表示崩れが起きうること、再インストールすれば復元されること、個人データはアンインストールの48時間後に消去されることが追記されています。さらに、離脱前にページデザインを保存するためのインポート/エクスポート機能も文書化されています。両アプリの中で、持ち出し可能な出口に最も近いのがこれです。

いつか手放すかもしれないアプリを選ぶなら、GemPagesのダウングレードはストアフロントを保ったまま公開機能を凍結します。PageFlyはページを下ろさせます。抽象的にどちらが悪いという話ではなく、壊れる方向が逆で、そのうち片方だけが顧客に見えるという話です。

それぞれが読み取りを求める範囲

両リスティングはデータアクセス範囲を公開しており、2つの要求は近くありません。

GemPagesが求めるのは、ストアオーナーとブログ寄稿者の情報、商品(在庫、商品リスティング、商品、コレクション)、割引、Online Storeのページとテーマ、Shopify管理画面のファイル、そしてロケール・Shopify Markets設定・販売チャネル公開状況の読み取りです。

PageFlyはその範囲すべてに加えて、かなり多くを求めます。デバイスとアクティビティのデータ(位置情報、IPアドレス、ブラウザとOS、閲覧行動、クライアントIDのcookie)、顧客の閲覧行動、過去60日分のすべての注文履歴、ストア分析下のWebピクセル、Shopify Functions(カートとチェックアウトのバリデーション、カート変換)、メタオブジェクト定義とメタオブジェクト、法務ポリシー、翻訳、商品とバリエーションの在庫、商品タグ。

その大半にはプロダクト上の理由があります。PageFlyはアップセル・クロスセルにも登録されており、ファネル分析、ヒートマップ、売上のアトリビューションを売っています。これらは注文データと行動データなしには動きません。欠陥ではなく取引条件です。ただしインストールの理由が「Aboutページをきれいにしたい」であるなら、そのために60日分の注文履歴とカート変換Functionへのアクセスを渡すことになります。それをインストール前に確認できる場所がリスティングです。

Built for Shopify:どちらも非該当

Shopifyのバッジはアプリ単位で付与され、リスティングのヘッダーに表示されます。2026年9月14日時点で、PageFlyにもGemPagesにもヘッダーに表示はありませんでした。

対照として、表示されているリスティングを同じセッション・同じロケールで確認しました。EComposer Landing Page Builderのヘッダーブロックでは、アプリ名の直下に「Built for Shopify」の文字列があります。PageFlyとGemPagesのヘッダーにはありません。Shopify自身の相互リンク部品も同じ結果でした。両リスティングの「More apps like this」カードはEComposerにBuilt for Shopifyのラベルを付け、PageFly、GemPages、Shogun ‑ Landing Page Builderには付けていません。

知っておく価値があるのは、PageFly自身の料金ページ上部にBuilt for Shopifyの意匠が表示されているためです。バッジを確認する正式な場所はApp Storeのリスティングで、そこへは1クリックで行けます。

どちらを選ぶか

公開するページとセクションが10未満で、ピクセル単位の制御が欲しい: PageFly Builder(24ドル)が安い入口です。無料プランの1スロットでもエディタの評価は十分にできます。

10を超え、ページ数が制約になっている: GemPages Build(29ドル)がメーターそのものを外します。PageFlyのスライダーは上がり続け、GemPagesは上がりません。

ページのA/Bテストが必要: PageFlyは特定のプラン(Optimize、39ドル)に明記しており、インストール前に確認できる最安の経路です。GemPagesはリスティングでA/Bテストを機能として挙げていますが、公開されたプラン説明にどのプランに含まれるかの記載がないため、その理由で購入するなら事前に問い合わせてください。

セールスファネルと購入後アップセルが必要: どちらも販売しています。39ドル(PageFly Optimizeの「Sales funnel」)と59ドル(GemPages Optimizeの「Sales Funnels & Post-Purchase Upsell」)。2本目を足す前に、既存のアップセルアプリがどの面をすでに占有しているかを確認してください。

複数のShopifyストアを運営している: 月額を比べる前にGemPagesへマルチストア割引を申請してください。5ストアで25%オフは計算を変える数字で、リスティングには載っていません。

安く抜けられる余地を残したい: GemPages。インポート/エクスポートの経路と、公開中のページを残すダウングレード挙動のためです。

アプリに渡す権限を最小にしたい: 明確にGemPagesです。注文履歴も、顧客の行動データも、Webピクセルも、Functionsへのアクセスも求めません。

要件が「テーマにあるセクションで組む、長くて構成のしっかりしたページ」: どちらも不要です。1テンプレート25セクションが文書化された標準の上限で、大半のストアはそこに届きません。

確認できなかったこと

サイクルの途中でページの公開を取り下げた場合に公開スロットや公開ページがどう数えられるか、下書きページが数に入るかは、確認できる情報源でどちらの開発元も公開していません。PageFlyの速度に関するFAQ(「No. PageFly is optimized to maintain store performance」)とGemPagesのそれ(「No. We optimize every line of code, use global CDNs, and only load our scripts on GemPages-built pages」)は開発元の主張であって計測値ではなく、こちらで検証もしていません。GemPagesのA/BテストはApp Storeのアップセル・クロスセル機能一覧に現れますが、公開された料金情報では特定のプランに紐づけられていません。その理由で購入するなら、事前にサポートへプラン要件を確認してください。

調査日は2026年9月14日です。このカテゴリのスライダー価格、AIクレジット枠、プラン名は頻繁に変わり、調査日時点で両アプリのリスティングと料金ページは一致していませんでした。導入前に両方を開いて確認してください。

参考情報

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