全記事一覧
Shopifyアプリの選定・導入・設定・活用に関する記事を、新着順でご覧いただけます。
Shopifyには既にブラウズ放棄のオートメーションがある。ただしOmnisendが同じ名前で売っているものより、ファネルが1段先で発火する
Shopify MessagingにはConvert abandoned product browseというオートメーションが標準で入っています。対象はBasic以上の全プラン、土台になっているのはShopify Flowのトリガー「Customer left online store without making a purchase」です。発火するのは商品ページ閲覧の段階——Klaviyoがbrowse abandonmentと呼び、OmnisendがProduct Abandonmentと呼んでいるのと同じ段階です。OmnisendのBrowse Abandonmentはその1段手前で、同社のドキュメントによれば閲覧商品のデータを保持せず、戻り先URLも用意されません。そしてメール系の選択肢すべてに、リスティングには書かれない共通の前提があります。訪問者が事前に識別されていなければ発火しない——連絡先が数千件あるのに配信数がほぼゼロになる理由はこれです。この制約を回避できるのはWeb Pushだけで、月額79ドルです。App Storeの「Browse abandonment」機能タグを持つアプリは402件あり、ウィッシュリストアプリやレビューアプリまで含まれています。2026年9月12日に一次情報で確認しました。
HextomのFree Shipping Barが消えていた|Shopify標準のアナウンスバーでは代替できない理由と、後継アプリ5本の比較
Hextom: Free Shipping BarがShopify App Storeから姿を消しています。Shopify標準のアナウンスバーでできること・できないことを整理したうえで、2026年9月時点で実際に確認した後継5アプリの料金・機能・制約を比較しました。
Shopifyは売り切れバリエーションを標準で非表示にできるようになった|落とし穴は「最後の1つ」が売り切れた瞬間にある
「売り切れバリエーションを隠す標準機能はない」という説明は、2026年5月7日に過去のものになりました。ProductVariantがPublishableになり、管理画面から個別のバリエーションを販売チャネル・カタログ単位で非公開にできます。Shopify Flowにも無料でPublish product variant / Unpublish product variantアクションが追加され、Variant out of stock / Variant back in stockと組み合わせれば自動化まで標準で完結します。ただし公式ヘルプには落とし穴が明記されています。あるチャネルで全バリエーションを非公開にすると、親商品自体がそのチャネルから完全に消えます。さらにバリエーション単位の公開予約はできず、既に在庫0だったバリエーションへの遡り適用もありません。App Store掲載中の5本は課金の分母がそろっておらず、Camouflageは非公開にできる売り切れバリエーション数(100〜20,000)、Nadaは商品数、MB Push DownとStockIQは商品数とコレクション数の両方で課金します。StockIQはリアルタイム反映が下位2プランで有料アドオンです。数値はすべて2026年9月7日時点のものです。
Shopify公式の移行ガイドは「注文・ブログ・ギフトカードはアプリかAPI」と書いている|移行4手段の課金の分母がまったく揃っていない
Shopifyヘルプセンターの「Migrate to Shopify」には、6種類のデータごとに一括移行の選択肢を並べた表があります。商品と顧客にはCSVの経路がありますが、過去の注文・ギフトカード・ブログ・ページの4行には migration apps とAPIしか書かれていません。この表を起点に、実際に使われる4手段——Shopify純正の無料アプリ Store Migration(評価3.1/74件)、Matrixify、LitExtension Store Migration、Cart2Cart——の料金を検証しました。課金の分母は4つとも別物で、1つは30日課金でジョブ単位の上限、2つは実行1回のエンティティ数課金、1つは見積もり画面の外に価格が存在しません。さらに、ほぼすべての移行ガイドが引用しているバリエーションのレート上限は、Shopifyが10倍に引き上げた後の数字と食い違っています。調査日は2026年9月7日です。
Shopifyは標準でリンクから割引コードを自動適用できる|アプリに払っているのは「クリックの後」の部分
「Shopify 割引コード 自動適用」で検索すると、コミュニティのスレッド、割引アプリのベンダーが書いたハウツー、そして2018年以降レビューのないアプリが並びます。一次情報が言っていることはもっと単純です。すべてのShopifyプランで、共有可能な割引リンクを生成でき、そのコードは顧客の次回チェックアウトと開いているカートに自動適用され、削除されるまでブラウザに保持され、2025年7月15日以降はカート内の既存コードを消さずに併用されます。カートパーマリンクにもdiscountパラメータがあります。2025年5月21日にCart AJAX APIがdiscountパラメータに対応し、Shopify製Horizonテーマにはカート内の割引コード入力欄がデフォルトで有効な状態で入っています。標準でまだできないのは、商品ページでの取り消し線価格の表示、リンク適用コードの失効、漏洩したコードの無効化です。そのギャップをアプリが課金していますが、単位は「非公開プロモーション1件」(Abra Promotions)、「アプリが影響した割引注文数」(Discount Ninja Promo Engine)、「月額$25固定」(Checkout Links)、「月額$2.99」(Discount in Cart & Link Banner)、「月間注文数」(KeepCart)とまったく揃っていません。数値はすべて2026年9月7日時点のものです。
ShopifyのHSコード欄に自動分類機能はない|EUの2026年7月de minimis廃止を前に登場した6本のAI分類アプリ
Shopifyは2025年10月のアップデートで商品ごと・仕向国ごとにHSコードを保存できるようになったが、コードを自動生成する機能は今も存在しない。商品ページで説明文を入力してコードを検索するか、すでに分かっているコードを一括編集ツールに貼り付けるしかない。この空白を埋めるアプリとしてApp Storeに並ぶのがDutyCode、HS Code & Origin Bulk Editor、Primis AI HS Codes、Flash AI HS Classification、HClassify、Jstars AI HS Code Classifierの6本。いずれもこの13カ月以内に公開されたばかりで、レビューは1件以下がほとんど、うち1本はすでに星1が付いている。2026年9月7日時点の調査。
Shopifyに低在庫アラートは存在しない|Stocky終了後の公式回答はShopify Flowで、仕入先ごとにワークフローを1本ずつ作ることになる
Stockyは2026年8月31日で終了しました。Shopifyの移行ガイドで低在庫アラートの代替として書かれているのは「Shopify Flowで自動の低在庫アラートを設定する」という1行だけです。Flowは無料でテンプレートも用意されていますが、Send internal emailアクションの公式ドキュメントには「送信先メールアドレスに変数は使えない」と明記されています。仕入先ごとに発注アラートを飛ばすなら、アドレスを直接書いたワークフローを仕入先の数だけ作ることになります。そもそもShopifyには発注点を保存する標準フィールドが無く、公式の案内はcustom metafield definitionsです。現在掲載中のアラートアプリ4本は課金の分母がそろっておらず、ほぼ同じ価格でLSA Low Stock Alertは300商品、iAlertは10,000バリエーションです。即時アラートは3本が2.99〜5.99ドルから、残る1本は19.99ドルからです。検索結果に今も出てくるInvy Alertsは、リスティングが「現在利用できません」になっています。数値はすべて2026年9月7日時点のものです。
Shopifyに「最近見た商品」の標準機能はない|Dawnにも入っていない機能を、アプリ5本の「無料プラン」の中身で比較する
Shopifyの無料テーマDawn・Horizonに「最近見た商品」セクションは存在せず、標準のレコメンド機能も閲覧履歴ではなく購入履歴と商品説明の類似度で動いています。App Store掲載アプリ5本を比較すると、「無料プランあり」と表示される2本の実態はテストストア限定で、通常ストアは初日から課金対象でした。2026年9月7日調査。